音と癒し

自然界には様々な音があります。
その中で、自然音にリラックス効果があるということが知られています。
その理由の一つが、ゆらぎであり、その中で最も人に心地よく感じられるのが「1/f」ゆらぎだと言われています。

「1/f」ゆらぎは、規則正しさと不規則さが調和している状態であり、適度に人の予測を裏切る不規則さを心地よく感じるのです。
例えば、打ち寄せる波の音、小川のせせらぎ、小鳥のさえずり、頬を撫でるそよ風、ろうそくの炎の揺れかた、木漏れ日、心臓の音やクラシックにも含まれています。
ゆらぎ音を聴くと、脳内がα波の状態になり、リラックス効果があると言われています。

音は振動です。
人は五感、つまり、全身の細胞を通して聞いています。
耳だけでなく、心も使って「聴く」ことで、生体リズムと共鳴し、自律神経が安定し、癒しの効果があると考えられています。

私は、海の近くの小さな田舎町で育ちました。
春になると、ウグイスがすぐ裏の雑木林で鳴き、波の音や風が木々を揺する音などに囲まれていました。
心が感情で波立った時、それらの音に耳を傾けているうちに、穏やかな気持ちになったことを覚えています。
今でも、小鳥のさえずりや、風になびく木の葉のざわめきは、私の心を癒してくれます。

あなたの癒しの音は何ですか?

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。